2013年6月8日土曜日

アメリカ人の歯

アメリカ人は、歯のケアに熱心と言われます。
しかし、日本人よりずっと綺麗に磨いているかというと、そうでもなかったりします。

1日2回、朝と晩に磨き、晩はフロスをする。
それくらいでしょうか。

でも、彼らは歯に悪そうな食べ物をたくさん食べていますよね。
チョコレート、キャンディー、コーラ、ガム、ドーナツ、など
糖分が多くて虫歯になりやすそうなものが多いです。

でも、虫歯にはなりにくいです。
アメリカの中流家庭では、虫歯は1本も無い、という人も多いです(1/3くらい)
詰め物だらけ、という人はあまり居ません。

その理由として、以下のような事情があるみたいです。

・若い頃に矯正をするので、歯並びが綺麗 → 虫歯になりにくい
・水道水にフッ素が添加されており、若い頃に歯質が強化されている
・定期的に歯科検診に通う習慣がある


努力というのは、方向性さえ間違えなければ、あまりしなくても良いものだったりします。
アメリカ人のデンタルケアは、まさにそれ。

若い頃に、虫歯になりにくい条件を整えておけば、一生苦労しない。
これが虫歯に関しては最強の予防法です。労力が少なくて済むので。


特に、歯並びの良さに起因する磨きやすさ、というのは重要かなぁと思います。
10分くらいサっと磨けば、綺麗になってしまう、美しい歯並びの人と
入念に細かく磨かなければ綺麗にならない、ガタガタの歯並びの人

であれば、後者はどんなに努力しても、前者に及びません。
そのうち、磨くことに疲れて、磨き残しができ、虫歯になってしまうのです・・・。
悲しいですが、歯の健康は、若い頃が勝負です。