2013年12月15日日曜日

虫歯の穴に歯と同じ成分を詰める治療法

虫歯に歯と同じ成分を吹き付けて治療する装置が登場

というニュースが2009年にありました。


・東北大学
・サンギ(歯磨き粉「アパガード」で有名な会社)
・仙台ニコン 
が、虫歯で削った部分に歯のエナメル質と同じ成分のハイドロキシアパタイト微粉末を高速で吹き付けて治療する装置を開発したそうです。
歯と同じ成分ゆえ、歯と同化してくれるので、従来の削った部分に樹脂や金属をそのまま接着する治療法よりも、虫歯の再発が抑えられると期待されていました。



3年後の商品化を目指し臨床実験に入る、と書かれていますが、その後、音沙汰がありませんでした。

しかし、頓挫したわけではなく、研究は着々と進められているようです
現在は、臨床試験中のようですね。

パイロット試験、ピボタル試験(世に出す前の最終試験)が終わるのが、平成28年ということで、あと3年後には市場に出回る可能性がありそうです。

研究の実施計画


劣化によって二次虫歯の発生が起きやすい材料(レジンなど)から脱却できれば、素晴らしいことですね。詰めたら歯と同化する。これは大変偉大なことだと思います。