2013年5月22日水曜日

二次カリエス

削って詰め物をした歯が、再び虫歯になることがあります。
というか、そういうケースが多いです。

これを、二次カリエス(2次的な虫歯)といいます。

具体的には、銀色のかぶせものや、レジン(プラスチック)を詰めた場所に隙間が空いて、食物残渣や唾液が年月をかけて流入し、詰め物の下が虫歯になります。

なので、人工物を詰めた部分は、できるだけ注意が必要です。
削って詰めて「治った」と思ってはいけないのです。
治ってないのです。

しかし、歯医者は二次カリエスに対してほとんど無力です。
二次カリエスがあるかどうかを的確に判断してくれる歯医者はいません。

彼らは、

「二次カリエスの判断は難しい」
「レントゲンにも映りにくい」
「かぶせものを外して削ってみないとわからない」
「一度削ってしまった歯はそれだけハンデがあると思ってください」

などと平気で言います。

ふざけんな!と思いますが、これが現実です。


というか、本来、二次カリエスができないように削って詰めるべきなのですが、彼らはそれすらできないことが多いです(つまり、きちんと削ってきちんと密封する、という虫歯対策の基本ができない)


アメリカとかヨーロッパでは、補修した歯は20年、30年と使えるのが普通だそうです(統計上)。
日本の歯医者は、ことごとく杜撰な商売だなぁと思います。
まあ、保険制度のせいもあるんですが。