日本には歯科医が多すぎるという社会問題が漫然と存在しているのです。
具体的な数値として、日本全国に
コンビニは約4万件
歯科医院は約6.8万件
といった具合だそうです。
消費者側の視点でいえば、スーパーやコンビニは多ければ多いほどいいのかもしれません。便利だし、価格競争が起きて消費者の利益が増えます。
しかし、歯科医院は、多ければ多い程いいとは言えません。
なぜなら、
①質の低い歯科医が増えるから
②過当競争で追い詰められた歯科医院は、雑な施術や高額な保険外診療を行う恐れがあるから
です。
①について、歯科医が増えたということは、私立の歯科大学が過剰に卒業生を出しているというところに大きな原因があります。
Wikipediaには、「私立歯科大学定員割れ問題」という項目もあって、私立の歯科大学の数とそれぞれの大学の定員が多すぎて、結果的に歯科医が供給過剰になっているという構図があります。
歯科大学が統廃合するなり定員を減らすなりしないと、歯科医の供給過剰は続きます。1年で1200人の歯科医が誕生すればそれでいいのに、現状、2500人も誕生してしまっているそうです。
もう1つ、由々しい問題は、私立の歯科大学の偏差値がものすごく低いことです。国公立の歯学部と比べると、私立の歯科大学の大半は、偏差値が30台か40台で、中にはフリーボーダー(偏差値なし)のところもあります。一般の大学受験を経験したことがある人なら、これが著しく低い数値だということがわかるでしょう。およそ大学として成立しているかどうかも怪しい偏差値です。
端的に言うと、ものすごく頭の悪い人が歯科医候補として入学しているのです。
私大は、歯科医の国家試験の合格率が異様に低くなっていますが、さもありなんです。基本的な知識の習得や勉強に問題のある人が、試験に通りにくいのは道理です。
しかし、そんな中でも、合格した人が歯科医として輩出されて、それが現在の歯科医過剰問題を生んでいます。
歯科医院の数が多いということは、「質の低い(少なくとも、入学時には頭の悪かった)歯科医のいる歯科医院が多いということです。
そんな歯科医院が、コンビニ並みの数、存在しているのです。
安心して自分の体を預けられますか?
私には、とても無理です。
続いて、②です。
そんな、質の低そうな歯科医院が多いという事情も背景にあり、ただでさえ技能的に疑問符のつく歯科医が、過当競争で追い詰められ、雑な診療や、できもしない高額自費診療を行ったりする可能性が高まります。
具体的に考えられる点として、
【虫歯】
- 器具をきちんと減菌しない
- バイトウィング(レントゲン)を撮らないので隣接面の虫歯を見逃す
- 短時間で施術するので、削りすぎたり、削り足りなかったりする
- 術後の噛み合わせのことを考慮しない
- 合わないインレーを適当にはめこむ
- レジンの充填が不適切
- すぐに神経を抜こうとする
- 抜髄処置が不適切なため、予後不良(化膿、抜歯)になる
【歯周病】
- 歯を救おうとせずに抜歯しようとする
- 縁下のスケーリング不足で歯石が取り切れていない
- そもそも患者の主訴が無ければ歯周病対策を行おうとしない
【保険外診療】
- やたらとホワイトニングやインプラントを勧めるが、リスクを説明しない
- 噛み合わせを考慮せずに歯列矯正をし、破滅的な歯に仕上げる
- 勝手に噛み合わせ治療と称して歯を削る
実際、十数件の歯科医院を回ってみた感触では、大なり小なり、上記の内容に当てはまるところが多かったです。正直、腐っていると思う歯科医も何人か居ました。
2ちゃんねる掲示板の「◆歯医者ウゼーよ。これ以上増えるな。潰れろ◆」というスレッドには、
あまりにも増えすぎた歯科医院の厳しい過当競争のため、
最近の歯医者達は患者の歯の寿命を縮める事しか考えていない。
■軽い虫歯を削りまくって銀歯にする■一回で済む治療を何回も分けて来院させる。
■審美治療、インプラントなどまるで無用な物で儲けようとする。
特にインプラントをやっている歯科医には行ってはいけない。
インプラントが本業であるから一日でも早く患者の歯がダメになるように
健康な部位まで遠慮無く削りまくるからだ。
それからパラジウム等、金属が高騰しているため、
最近の歯医者のほとんどは、10年前とは明らかに劣る安価な材質のものを
インレー、クラウンなどに使用している。つまり材質が違うもの同士の詰め物が
噛み合わせの歯にある場合、ガルバニー電流という口内で発生する静電気に
悩まされることになる。つまり歯医者が使う金属の材質など知る由もないから
行かないほうがマシという事である。ほとんどの虫歯などレジンで十分である。
歯医者は詐欺師が多いので行くのをやめよう!!!
と書かれています。
全部鵜呑みにするわけではないのですが、書いた人の思いはとてもよくわかります。
結局のところ、歯科医というのは、あまりに数が多く、また、その大半が、資質に疑問符のつく低偏差値の大学出身者です。
大学や偏差値で、人を差別するつもりはありません。それは、その人の特性だし、偏差値が低くても、事業で財を成した人も居るし、普通にサラリーマンとして働いている人も居ます。それは全然問題ないです。
医学部は、どの大学でも、とても偏差値が高い学部ですが、そういう事情があるものと思います。医者は人の体を扱い、場合によっては生命を預かる立場です。だから、資質のある限られた人だけが、その資格を手にできるし、現に、国家試験も難しいのです。
翻って歯科医も、人の体を扱いますが、命を預かることは稀です。でも、人の体に重大な変化を与える立場にいることは間違いありません。歯によって、その後の人生が変わることは多いと思うのです(特に、歯を失うという現象の場合)。
歯科医というのは、曲りなりにも患者に対して(大げさにいえば)外科手術をする立場の人です。歯科の基本的な知識を習得し、世に出た後も、知識や技量を向上させていくだけの素養が必要です。
なので、資質の低い歯科医は、本当に世に出てこないでほしいと思います。
もっと言えば、偏差値が30や40の歯科大学は、即刻消えてもらうのが、日本のためだとすら思います。劣悪な診療を受ける患者の身にもなってほしいです。
質の低い歯科医院が、一刻も早く淘汰されることを願っています。